さあさあ。寄ってらっしゃい読んでらっしゃい。
これより語るはちょいと昔のとんち話。
のんびりヤジロベーと、のほほんお姫様とで紡がれる物語にございます。
※いないと思いますが、引用、転載は禁止です。
- 最終更新日
- 2010/09/10
- 作品公開日
- 2010/08/16
- ページ数
- 完結 79ページ
- 文字数
- 54,229文字
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作品コメント
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- 月森ゆら
テンポ良く絶妙な語り口。 面白かった!! とんちの冴えるヤジロベーと、天然ミカン姫のユーモラスでほのぼのとした時代劇。 冒頭の米泥棒から鬼伝説を絡めたヤジロベーの作戦が冴えます。 読んでいて「そうきたか!」と思いつつ進んでいけば、今度は姫様との身分違いの恋。 さてさてどうする? 何て言うべきか ストーリー展開とか文章とか『上手い』と言うのもかえって失礼なんじゃないかと思うような巧さです。 会話のテンポも良くて、ブッと吹き出してしまうボケとツッコミと、何よりもリズム感のある語り口もまた魅力的でした。 物語は至ってシンプルに綴られながら内容はとても濃く、短編といえど物足りなさを感じない(もしろ得した気分)作品。 そして何より『読む』という意識より『読ませる』『読まされる』感覚に入るような、勢いと吸引力のあるお話だなと思うのです。 読後の感想を一言で言えば『面白かった!!』につきると思う。 うん、面白かったです! 秋の夜長に是非ともオススメですよ。 作者様、楽しい作品をありがとうございました。
- 真紗美
秋の夜長にプププと読書 面白い もう その一言につきる 語り口調が滑らかで スラスラと読め 時代物なんだけど ユーモラスでつい笑ってしまいながら読んでしまいます。 平和主義 のんびり屋のヤジロベー でも本当は自分を持って 守るべきものは守り、抜け目のない切れる頭を持つ男 ちょっと 跳んだ感じの姫様も絡み ヤジロベーと共に米を求めに城外へ そして鬼退治? あらあら身分違いの恋? あくまでも頭で勝負 忍忍カンゾーも笑えます 楽しくて笑えて うーんと唸って あれっと騙されて てんこ盛りの楽しさ 昔話の懐かしさ テンポ良いリズム 時々見せる現代的な笑いネタ 楽しいです 本当に楽しい話をありがとうございます。
- 芙佳
人情味溢れるキャラ達と、ストーリー展開が秀逸! 序盤は落語のようで、のほほんとユーモアたっぷりに始まります。 終始のんびりしたとんち話なのかなと思いきや、あれよあれよと思わぬ展開に。 とんちあり、恋愛あり、アクションあり、情愛あり。 このページ数で贅沢なエンターテイメント、ご馳走さまでした♪ 抜け目のないヤジロベーも、変わったお姫さまのミカンも、人の話を聞かないレンコン頭も、空気は読めるのに罠の読めないカンゾーも、 全てのキャラが、いい味出してて好きです♪