ものこ

圧巻
物語というより、一人の人間の人生
に、立ち会ったという気分です。

3巻あたりでは題名を見るだけで胸が
苦しくなって栞を消してしまいまし
た。

それでも頭に残って結局気づくと全て
読んでしまいました。

幸せなだけが人生ではない。
たくさんの犠牲があって今がある。
なんて、昔から言われるようなことを
物語の中で感じ取りました。

エジプトどころか歴史に一切興味がな
かったのですが、すっかりはまり、東
京のエジプト展にも足を運びました。

弘子の苦しいほど一途な気持ちはきっ
と私の人生に教えを与えてくれた気が
します。

素晴らしい作品をありがとうございま
した!