心菜 りず

家族の絆、それぞれの想い
前作「チューリップ」で
主人公の親友という
立場だったミズキが、
今作品「しゃぼん玉」では
主人公として
登場していました


ミズキの過去に
関わってくる「メイ」は、
読んでいる側も
思わず耳を塞ぎたくなるような事実に
悩まされていますが、
その複雑なメイの心境が
上手く描写されていたので
痛切な心の叫びが
聞こえきました

そんなメイを想う
リクやミズキやメグル、
その他にも沢山の人が
メイを温かく見守り、
傍にいたから
ここまで心を開けたのかな?と思いました

そして、
メイの初恋相手である
リョウの気持ちが
メイの閉じた心を開き
メイがここまで
変われたのだから、
きっとリョウの死は
無駄にはならなかったと
思います

メイもミズキも
周りの沢山の仲間も
未来は笑顔で
いられていると
願っています

複雑な心境や状況を
それぞれの視点で
わかりやすく書かれていたので
読み終わった時、
「家族の絆」を
考えさせられました


素敵な文章と素敵な時間を
ありがとうございます ♪