今月の注目作家インタビュー/ヨシナガさん(2020年12月)

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こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、ヨシナガさんです。
短い物語の中に様々な恋愛模様を描き出すヨシナガさん。本日は、作品『この度の過ちに付きまして 』に焦点を当てつつ、ヨシナガさんご自身にも迫っていきたいと思ます!



ヨシナガさん

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―魔法のiらんどをご利用されたきっかけを教えてください。

もともと別サイトで活動していたのですが、活動の幅を広げたいのと、すこしオトナなイメージの魔法のiらんどで書きたいお話があったので、読者としてしか登録していなかったこちらで短編を載せたことがきっかけです。


―はじめて書いた作品はどんな作品ですか?当時を振り返ってどんな思い出がありますか?

6 月』という短編を描きました。私自身、梅雨が嫌いで、そんな梅雨のことを嫌いだけど嫌いになれないふたりの恋の終わりのお話です。魔法のiらんどの公式Twitterで紹介いただいたので、とても大切な作品です。



ーー代表作『この度の過ちに付きまして 』についてお伺いします!



▽代表作『この度の過ちに付きまして』

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―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。

個人的な年下ブームに襲われて、可愛くてかっこよくて完璧な男の子が女の子に振り向いて貰えない話をどうしても書きたくなってしまったことがきっかけです。他の子は簡単に落とせるのに、本命に振り向いて貰えない男の子の必死さを読みたいがための自給自足、として描きました(笑)。


―完結までの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。

連載期間は約1ヶ月です。そんなに長くないお話なので、「読んでくれている方を待たせるよりもとっとと完結してやろう!」という気持ちで割とスラスラ描き切りました。一気に更新できるように下書きを溜めて公開したり、スランプの時は3ページくらいしか更新できなかったり、日によって更新ペースが異なりました……(笑)


―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか?それはどんなところですか?

可愛くて、ちょっと意地悪で、それでいてめちゃめちゃヒロインのことをだいすきな男の子、という盛りだくさんにきゅんを詰め込めるように頑張りました。虎太郎(ヒーロー)が読者様に「可愛い!?」と言われるように、行動や発言に苦労しました……(笑)


―完結までに苦労されたこと、大変だったことはありましたか?

元々想定していたプロットがあったのですが、途中で展開が変わってしまって(自分で進めていたんですけど……)、「この2人どうやって付き合うんだろう?」と私自身分からなくなって一時期スランプに陥ってしまいました。書くために開いて、200文字も書けない、みたいな日が続いて大変でした。



ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします!

―普段の執筆時、プロットやメモなどは作成しますか?作成する場合はどのように作成していますか?

表紙だけ先に考えていて、書くって決めたら表紙画像を作った後にスマホアプリでプロットを作ります。ざっとした起承転結のプロットと、登場人物たちの性格や見た目のポイント、特徴的な仕草などをメモしておきます。ふと思いついた言わせたいセリフなどもメモに書き留めておきます(笑)。


―どういった時にストーリーを思いつきますか?

音楽を聴いているときが多いです。どの作品にもテーマ曲や登場人物たちのイメージソングをつけながら執筆することが多いので、結構音楽に助けられていることが多いです。


―キャラクターの設定は、どのように決めていますか?

「何系男子」「何系女子」というざっくりとしたことや名前・年齢・学年を決めて、プロローグを描ききったあとでどういう性格か等を決めるので、とりあえず生まれた登場人物たちにストーリーを進めてもらってから雰囲気を掴んでいく感じで出来上がっていきます(笑)。


―ご自身の作品で特に思い入れのある作品をひとつ、教えてください。

ブラック・ストロベリー』です。


―『ブラック・ストロベリー』について、それに対する思い入れの度合いや、あるいは作品のアピールポイントを教えてください。

元々別サイトで3年ほど前に公開していたお話を大幅にリメイクして連載していました。個人的に一番大切な作品で、魔法のiらんどでも多くの人に読んでもらったり、たくさんのコメントを頂けたのが印象的です。大好きなバンドマンのお話なので、自分で書いていてもとても楽しかった作品です。「好き」を音楽にのせてしか届けられない不器用なバンドマンと、「好き」を言葉にして欲しい女の子のすれ違いのお話です。最後に幸せを届けられるように書かせていただきました。

▽『ブラック・ストロベリー』はコチラ

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―ご自身の作品で特に思い入れあるキャラクターをひとり、教えてください。

哀 夏 に 、』と『ミッドナイト・イリュージョン』の夏弥です。


夏弥について、そのキャラクターに対する思い入れの度合いや、ここを見て!といったポイントがあれば教えてください。

わたしが書いてきた作品の中で、一番の後悔を与えてしまった男の子です。ごめんね……と思っています(笑)。自分の行動を一生後悔するんだろうな、ずっと、冬優(ヒロインの女の子)のことを忘れられないんだろうな、忘れるんじゃないぞ、という気持ちで書きました。ふたつの作品を重ねて改めて読んでいただけると、夏弥くんの大後悔がじんわりと心に刺さってくれるかな、と思います。

▽『哀 夏 に 、』はコチラ

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▽『ミッドナイト・イリュージョン』はコチラ

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ーーヨシナガ さんご自身についてお伺いします!

―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか?または、これまでもらったレビューやお手紙で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか?

たくさんのコメント、大切に読ませていただいております。どれもとても嬉しいので、何度も読み返してしまいます。読者様とはTwitterでもお話させていただいています。一番は決められないのですが、普段は短編ばかり書くので、短編を褒められるととても嬉しいです。短いお話なので、読んでくれる人に読みやすく、それでいて刺さるように作れたらと思っているので、コメントをいただけると嬉しいです(笑)。


―今後の展望は?現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。

現在、自分のために自給自足でクズ男のおはなしを書いているのでそちらを頑張りつつ、ちっとも書けなくなってしまったピュアにも挑戦したいと思っています。メイン更新で『屁理屈に戯れ』という短編連載と、『あばたもえくぼ』というピュア恋を書いていこうと思います。どちらも違うジャンルのクズが出てくるので、クズが好きな人はぜひ……!(笑)


―好きなものやハマっていることなどがあれば、教えてください。

好きなのは音楽です。主にバンドマンが大好きです。テーマ曲たちは大体邦ロックから出来ているので、いつかどこかで紹介出来たらいいな、と思っています!


―読者のみなさんへのメッセージを!

いつも読んでくれてありがとうございます。みなさまからのたくさんのコメント、スタンプ、とても嬉しいです。これからもみなさまの期待に応えられるよう、たくさん作品を届けられるように頑張ります!!


――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。






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