『欠点や弱点があるからこそ魅力的で愛おしく見えるヒーローを』 ――ソーニャ文庫編集部にインタビュー!

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ソーニャ文庫と魔法のiらんどのコラボコンテストもついに3回目!
今回のコンテストではヤンデレ・執着・溺愛などの「一途すぎる愛」をテーマに、コメディ路線の作品を募集しています。

特設ページの【求める作品】にはソーニャ文庫編集部からの熱いメッセージも掲載していますが、皆さまご覧になられましたか?


「言動が斜め上になってしまう残念なヒーロー…とは……?」
「選考のポイントはある?」


といった、コンテストに参加するうえでの疑問の声にお答えすべく、ソーニャ文庫編集部にこの度インタビューを実施! 有益な情報盛りだくさんでお届けいたします。

まだ参加を考えていない方や応募を迷っている方も、ソーニャ文庫というレーベルや刊行作品の数々からその魅力の一端を覗いてみてください!


コンテスト特設ページはコチラ!

「一途すぎる愛」小説コンテスト特設ページ





―3回目のコラボですがあらためて。「ソーニャ文庫」というレーベルについて教えてください。

「歪んだ愛は美しい。」をキャッチフレーズとした執着系乙女小説です。主に男性から女性への重すぎる愛、偏執的な愛をテーマにしています。
対象読者は30代以上で、青春時代に少女小説や乙女ゲームを楽しんでいた方が大人になって読む恋愛小説を想定しています(決して20代はお断りというわけではありません!)。


―「一途すぎる愛 ~ヤンデレ・執着・溺愛祭り~」をテーマに決めた理由はなんですか?

ソーニャ文庫のヒーローは、ヒロインに一途すぎておかしな言動をしてしまう人が多く、編集部でもそういうヒーローを求めています。おかしな言動の種類は様々ですが、ヤンデレ化や過度な執着、行き過ぎた溺愛、というものが読者の方たちに求められていますので、今回このようなテーマにさせていただきました。

「祭り」にしたのは、書き手さんも読み手さんも、みんなで参加して楽しく盛り上がりましょうという願いを込めさせていただきました。

また、「ソーニャ文庫はドロドロしていて怖い、重い」というイメージをお持ちの方が結構いらっしゃるようなのですが、
創刊当初からコメディ路線の作品も刊行しており、シリアスが苦手でソーニャ文庫を避けていた方にも是非それを知っていただきたいと思い、明るいテーマ設定にさせていただきました。



―求める作品で仰っていた『ヒロインへの愛が一途すぎて、言動が斜め上になってしまう残念なヒーロー』に対するユーザーさんの反応がとても良かったです! この点について、さらにコメントはありますか?

反応がよかったとのことでとても嬉しいです。残念なヒーロー、良いですよね!
ソーニャ文庫では、完璧なヒーローというより欠点や弱点があるからこそ魅力的で愛おしく見えるヒーローを求めています。そのようなヒーローをお待ちしています!


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※特設ページに掲載しているソーニャ文庫編集部からの【求める作品】


―残念なヒーロー良いですよね……! そのうえで求める『かつてない無茶苦茶なヒーロー』についても、お伺いしたいです。

私が新人の編集者だった時に先輩から言われた言葉に、「自分しか思いついていないと思う企画も、すでに100人が思いついていると思え」というようなものがあります。
物語においても同じことが言えると思っていて、自分が「これは新しい!」と思ったネタやキャラクターでも、実は100人が思いついているものだったりします。
それを形にして、なおかつ読者に新鮮に感じてもらうにはテクニックが必要で、そこに作家性や才能が見えると思っています。ですので、そのように書かせてもらいました。


―応募作品に期待するポイントや、選考の際に重視する点を教えてください。

  • 言葉の意味をちゃんと確認して書いているかも含め、一文一文考え抜かれて書かれているか。
  • 登場人物のキャラクターを描写で描けているか。(セリフで語らせるだけだったり、地の文での説明だけになっていないか)
  • 作者のひとりよがりになっていないか、読者さんが喜んでくれる内容かどうか。

というようなところでしょうか。

ご自身の個性は存分に出してもらいたいと思いますが、ソーニャ文庫はあくまでエンターテインメントですので、読者が読んだ時に楽しめるかどうか、という客観的な視点は持っていただきたいと思います。



―ソーニャ文庫編集部さま、インタビューにご協力いただきありがとうございました!







今回のコンテストの求める傾向やテーマについて、理解は深まったでしょうか?

ソーニャ文庫賞を受賞された作品は、「ソーニャ文庫」からの書籍化を検討&ソーニャ文庫編集部からの選評コメントがもらえる大チャンス!

募集受付は、2023年1月12日(木)18:00まで!

インタビューの内容を参考に、是非応募してみてくださいね!



コンテスト特設ページはコチラ!

「一途すぎる愛」小説コンテスト特設ページ