1話
一人の闘病中の少年の前に、天使と名乗る少年が現れる。自殺防止課所属、コードネーム、B635。彼は人間の自殺を防止する天使だった。闘病に疲れ自殺を願う少年に、死ぬ前の願いを聞き出すと、別の形で叶えたことで自殺を阻止する。
天界へ戻ったB635を待ち受けていたのは自殺防止課部長に自殺防止課次長、そして先輩のW1004と後輩のK3。部長はB635の仕事を批判しつつ、その仕事ぶりを認めていた。また、天界統括部長もB635の才能を認める一人だった。
2話
大手広告会社で働く安西由衣は多忙の末、自殺を試みるが、B635が安西の友人の録音データを聴かせたことで自殺をやめる。B635は生前、自身がスマートフォンに大切な思い出を残していた経験を活かしたのだった。
また、自殺防止課部長、統括部長の二人はそんなB635を再び評価する。
3話
急遽、B635、K3の共同任務となった自殺対象者とは、生前のK3の子供、橋本光輝だった。光輝はK3の生い立ち、死因が原因でいじめに遭っていた。K3を「お父さん」として接する光輝だったが、K3に生前の記憶はない。当初は冷たく当たるも、必死な光輝の姿から、思わず面倒をみる。
4話
いじめへの対処法を伝授したK3とB635。光輝の母親に会うと、母親は変装したK3の姿からK3を感じ取り、奇跡的に生前の記憶を取り戻したK3は思わず涙する。
光輝の自殺願望も阻止し、天界へ帰ったB635に統括部長が直々に任務を指定する。
次回の任務対象者とは、B635が最も思い入れのある人物だった。
5話
次回の任務対象者はB635が生前、共に闘病生活を送った佐藤里穂だった。
B635は変装するも正体は見破られ、さらに自殺の手助けを持ちかけられる。闘病生活の苦しみを知っているが故、悩むB635は自身の地獄行きもかえりみず承諾するが、飛び込んで来た部長に止められる。
6話
結局、里穂は自殺し、B635は天使を辞める決意をする。しかし、自身の苦しみを活かし、同じ境遇の者を助けられること、同じ部署内の天使に自身の存在意義を知らされ、天使続行を決意する。
オトナLOVE
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