編集部が読みたい〇〇な作品 第1回「悪い男」

編集部が読みたい〇〇な作品 第1回「悪い男」

魔法のiらんど編集部がもっと知りたい、深堀りしたいと思ったテーマやシチュエーションの小説を、皆さまのお力をお借りしながら読ませてもらおうという投稿企画。

たくさんのご応募ありがとうございました!
それでは編集部が唸った「悪い男」たちをご紹介します!

作品ピックアップ

  • 俺のこと利用すれば系悪い男

    奪愛失恋【完】/夏凪

    風船の様に軽いヒロインが、次はこの街の権力者狙ってるらしい。だけど、人生そんな甘くないよね。

    読者コメント作品

    恭さんの大人な雰囲気に惹かれます。さりげなく支えてくれる感じがたまりません。

  • 底のない闇を背負った孤独な悪い男

    華魁の悲劇/る、かこ。

    耐え難い苦痛を永遠と強いられている。それが生きる事とするのであれば微かな幸せを感じた時、私は永遠に死ねるだろうか。「君は、殺さないよ」……なら、私の存在意義は?

    読者コメント作品

    ある出来事により彼氏に見捨てられ、憂里に拐われた律香。最初は憎むべき相手だったのに人間離れしている彼の心が見えてきて、惹かれていく過程が美しくもあり切なく好きです。

  • 振り返ってくれない悪い男

    哀 夏 に 、/ヨシナガ

    ひとつの恋が終わる。

    読者コメント作品

    この作品に出てくる男は無自覚のうちに彼女を追い込んで辛い思いをさせた悪い男。悪い男から連想するものとは違うかもしれませんが、彼女を傷つけ、最後に最も辛い役どころを彼女にさせてしまった彼は、背を向ける彼女を追いかけようとせずに悔やむ。綺麗な世界観と文章で描かれるすれ違いが、とても切なくてエモいです。

  • 柔く突き放してくる悪い男

    星くずの残像/綺森

    「おれと一緒に、死んでくれない?」
    そう言った晴臣先輩の後ろで、欠けた月が強く光っていた。思えば彼がわたしを頼ってくれたのはこれが初めてじゃない。何度か会いに来て、そっと手を伸ばしてきた。正解なんて、要らなかった。

    読者コメント作品

    悪いうわさがつきまとう先輩が主人公には絡んできたりまた離れたりして全く掴めず続きが気になってしまいます。暴走族やヤンデレ、浮気性とかではないですが、忘れられない悪い男です。

  • 下衆くて屑い悪い男

    WoLF RANGE/眞山まゆ

    「希望には向かわないが、惨めに終わるつもりもない」

    読者コメント作品

    漂い続ける不穏さのなかに散りばめられたダークなジョークや魅力ある登場人物たちの不安定さ、先の読めないストーリーに釘付けになります。

  • ロミジュリ的悪い男

    Border Color【完】/rinoa

    兄二人のチームで男のふりをして参謀をやっているアオイは、同じく正体を隠して活動している敵チームの参謀と知らずうちに出会い、惹かれあう。

    出会いは必然であり、惹かれ合うのもまた必然。裏側を見せられないながらも、表の明るいところで仲を深めていく二人が微笑ましくも切なかったです。多種多様な悪い男もおりました。

  • 傷つくのを恐れる孤独な悪い男

    夕焼けノスタルジー【完】/里

    彼の中にはずっと誰かが存在してて、その苦しみを少しでも和らげられるなら私はいくらだって身体を差し出せる。「後悔すんなや」彼はそう言って乱暴に私に口付けた。

    愛想は振りまくがある一線を決して踏み込ませようとしない、他人と親密になるのを恐れ孤独であろうとする男と、そんな男の孤独を徐々に溶かしていく主人公。他人を拒絶し傷つけるひどい男である一方で、しかしふと瞬間に見せる本心に手を差し伸べずにはいられない、なんてズルい男と思ってしまっても仕方ないのではないでしょうか。

  • 好きになってはいけない悪い男

    溶けない氷/ノア

    平凡な女子大生と絶世の色男の出会いから6年。住む世界も違うけれど、ウィスキー1杯くらい乾杯させて?もちろんロックで。

    好きになってはいけない、しかし理性の外側、本能的な部分で惹かれてしまうそんな危険な男に振り回される主人公。読者である私自身も振り回されているような気分になりました。なんと悪い男でしょう。

  • 彼女大好き系悪い男

    雨堤縁渡の恋煩い/宮崎笑子

    チャラ男の俺には超かわいい恋人がいる。かわいすぎて、閉じ込めて俺だけをその瞳に映してほしいと思うくらいだ。そんな恋人は、かわいいので無自覚に誰かを虜にしている。ゴミ掃除の時間が、今日もやってくる。

    行動から見ると歪んでいるはずなのに、一人称で語られる彼女への想いはあまりに真っ直ぐで、純愛なのでは?と錯覚してしまう程の悪い男でした。このカップル、近付くべからずです。

  • お口寂しい系悪い男

    劇薬の艶笑/蒼月イル

    狂気を孕んだ艶笑を湛えて、私を快楽の沼へと突き落とす彼は「劇薬」だ。

    口寂しいと零す彼の唇には、棒付きのキャンディー、煙草、そして私の唇が吸い込まれていく――……。どこまでが本心なのか分からない男「たち」に愛されるヒロインには、翻弄されるだけではない強さを感じました。

  • ニセモノの悪い男

    Brad Barred/林トウヤ

    反乱を企てた村長の娘、ユンナは奴隷として捕らえられ国に服従を強いられていた。時を同じくして、主人であった小国の王を惨殺された用心棒のアルフという兵士もまた、自由を奪われていた。ふたりは巡るめくして出会い、血に染まる鎖を断ち切るために悪虐の汁を啜る王に反旗を翻す。

    囚われた先での、ある男との出会い。敵であるはずのその男との出会いによって少女は思いもよらぬ過去を知ることになり、大きな運命の渦に飲まれてゆく――。最後まで手に汗握る展開、目的のために悪に身を落とす男のどこまでも真っ直ぐな生きざまは非常に魅力的でした。

  • 女も男も性を越えて魅了する悪い男

    bloody fight/花染 ユウ

    秘密の決闘場。そこでは夜な夜なストレス発散として戦いが行われていた。

    バイセクシャルの主人公。そんな主人公が、男だとか女だとか関係のない、性を越えた美しさを持ったエデンの林檎のような悪い男に魅せられる。読者自身もこの「悪い男」に気付かぬうちに引き込まれている事でしょう。

  • 甘いものより甘酸っぱいものを求める悪い男

    片思いの鍵/夏木

    片思いし続ける少女が選んだ言葉は、失敗だった。失った好感度を上げるため、怪しい男から貰った鍵で、やり直す。その先に、幸せな彼との生活があると信じて。

    甘酸っぱい学園ものかと思いきや、漂う不穏な気配に気付かず、どんでん返しを真正面から喰らってしまいました。この先の「食事」の様子も気になります。

  • 心を奪っていなくなった悪い男

    イロトリドリ/夏八木 瑠一

    生まれた時から全てが白い里崎卯乃花。卯乃花は過去のトラウマから高校に入学してからはクラスメイトと会話をした事がなかった。ある日、放課後の教室で本を読んでいると校則違反オンパレードの男の子が話し掛けてかきたのだが──

    読後感が良く、自由奔放だけど憎めないヒーローが爽やかで魅力的でした。力強く一歩を踏み出したヒロインに、この先彼が翻弄される時がくるんだろうかと想像してしまいます。

  • この悪い男、分かってたんですか?

    失楽のアガペー/あしなが

    堕ちたら即終了。一目惚れをしかけた相手は、一生敵わないと思っていた姉の彼氏だった。忘れたくても忘れられない一夜を過ごし、地獄のような快楽へ誘うのは一体誰なのか……。

    出来の良い姉が連れてきた完璧な彼氏。「恋人の妹」に対しての優しさなのだと、そして間違いなのだと理解していたところに、あのセリフ。背徳感を覚えるラストは堪りませんでした。

  • 嫌いなのに甘い言葉を吐く悪い男

    おいかけっこ/春眠

    「俺が嫌い?奇遇だね、俺も嫌いだよ東雲さんのこと。」いじめっ子と、いじめられっ子。追っては逃げての繰り返し。そんなふたりの物語。

    拗れた二人の間にはもはや修復不可能なのではと思うほど、高く分厚い扉があります。その扉をノックするわけではなく土足で入り込んでくる「彼」の思惑はなんなのか、ヒロインの成長と共においかけっこの行く末を見守りたいです。

  • 一途だけど4股する悪い男

    愛故に歪み【完】/柚木ミナ

    大好きな彼氏には他にも彼女が居る。

    一途な愛が行き着く先はここなのかと、感嘆のため息がもれました。読み終えたあとの爽快感と悪い男の正体は必見です。

  • 女も男も引きずり込む蟻地獄のような悪い男

    ヒーローは死んだ/瀬崎架南

    繁華街の路地裏にひっそり佇むビルの一室で。夜な夜な行われるのは大人だけのお遊戯会。「僕がルールで、ルールが僕。」常識も正論も法律さえも何の意味も持たないその場所に、救いなんてある筈がなかった。

    目には目を。歯には歯を。悪には悪をというどんでん返しな展開。読了後の爽快感そしてなんといっても最後のセリフにはしびれました。

  • 支配には鞭をな悪い男と支配には甘さをな悪い男

    狂愛グラビテーション【完】/朽梨 無口

    金に物言わす美形集団(もれなく全員クズ)と、気まぐれに奴隷ターゲットになった女子の金と愛と狂気のお遊び

    力によって相手を支配しようとする男と、毒のような甘さをもって支配しようとする男。どちらも悪い男と分かっていながらも不思議と引き付けられるような魅力がありました。最終的に主人公はどちらを選ぶのか最後まで目の離せないお話です。

  • たった一つの愛に狂う優しい悪い男

    愚者に目隠し。/李珠

    最期まで上手に騙してね。

    優しく眉目秀麗な完璧な男、しかし完璧の裏に潜む狂気。その狂気に気付きつつも目をそらし続ける主人公。その結果待ち受ける運命とは――。滲み出るような静かな狂気に不思議と引き付けられました。

募集テーマ

悪い男

  • 街を仕切る不良チームや若頭
  • 彼氏とうまくいっていないことを知って「俺ならいいよ?」と聞いてくる元彼
  • 表で裁かれない犯罪人を制裁するダークヒーロー
  • 何股もしているのに本命には手を出せないチャラ男

――あなたはどんな「悪い男」に惹かれますか?

あなたの考える「悪い男」が登場する小説、魔法のiらんど編集部に是非読ませてください!

応募要項

スケジュール

2020年8月19日(水)13:00 募集開始
2020年9月18日(金)23:59 募集締め切り
2020年10月上旬 作品ピックアップ

応募について

応募受付は終了いたしました

応募方法は2通り!
①テーマに沿った自身の作品を投稿する
②テーマに沿った「魔法のiらんど上のオススメ作品」を専用フォームから紹介する

本企画にご参加いただいた方の中から抽選で10名様に、
Amazonギフト券500円分(Eメールタイプ)をプレゼント!

注意事項

応募規定

  • ①②いずれも応募できる作品数に制限はありません。お一人様何作品でもご応募いただけます。
  • 第三者の著作権その他の権利・利益を侵害する又は侵害する可能性が高い作品(パロディ、模倣を含みます)、特定の個人・団体を誹謗・中傷する作品、公序良俗に反する内容の作品、「魔法のiらんど利用規約」に違反している作品、その他運営により不適切と判断した作品に関しては、対象外とさせていただきます。

賞品の発送について

  • 当選結果はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。 発送時期は10月中を予定しています。

その他

  • 本企画に関連してご提供いただいた個人情報については、KADOKAWAのプライバシーポリシーの定めるところにより、取り扱わせていただきます。
  • 本応募要項に違反した結果、応募者がKADOKAWA及びその他の第三者に損害を与えた場合、当該損害を賠償していただきます。
  • 本応募要項に記載していない事項については、「魔法のiらんどガイドライン」に準拠いたします。