幻の死初列車〜第二章〜

作者辻咲アーサ

ヒーローの潤は『幻の死初列車』に乗り
助かるがヒロインの薫子が死んでしまう。
ヒロイン無しで第2章が始まるのかと不思議に
思う人も多いだろうが奇跡体験はまだ続く

薫子と景が亡くなってから一週間が過ぎようとし

ていた。


ふたりとも黒薔薇のコンサートに行こうと夜行バス

に乗った時のバスの事故に巻き込まれ死んでしまっ

た。


ヒーローの椿 潤 18歳は最愛の恋人、東藤 薫子同

年齢をバスの事故で亡くし、信じられないが親友

5人同時にあの『幻の死初列車』に乗り臨死体験

をし、潤と謙太と広が助かったのである。

だが、広はトラックに跳ねられ一生車イス生活に

なってしまった。でも、バスの事故で即死した

薫子と景に比べれば命があるのだから不幸中の幸

いと思わなくてはいけない。


ヒロインが亡くなって第2章が始まるのは不思議

だと思う方が多いだろうが、それが死初列車なの

である。


それは、ヒロイン、東藤 薫子が亡くなってから

1回目の七夕の日におこった出来事だった。


ーー再び、死初列車の奇跡は起こる⁉︎ーー