作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- ありす
大人
思ったことを
いざ書こうとしても
なかなか書けないもので
変な感想ですが、
最初の数ページが
この物語の全てな気がします
大人と子供の境界なんて
曖昧ですよね
今私は中間にいるから
大人だなあ、
の一言に尽きますが
大人になって読んだら
きっと違う感想が
持てるんじゃないでしょうか
階段が終わるとき
もう一度読みたい作品でした - 未羽
本格派!
おとなだけどこどものような一面を持っていて、
たまには自分の感情が溢れ出してしまう、
そんなおとなたちの気持ちの通じあいを描いていて、
作家さんの本を読んでいるようでした!
序盤で出てくるポストイットが重要なカギになるとは思っていなかったので、
すごく考えられているなーと感動しました(^^)/
おすすめです★ - NOEL
言葉足らずなおとながキモチを伝えるために行う、ごく自然な手段
序文だけでタイトルの意味がなんとなく掴め、けれどもその言葉に至るまで何があったかが知りたくなるためおもわず引き込まれてしまいました。
ストーリー的には社会人の恋愛であり、カズトや大上がする、学生の私には決して出来ないおとなの振る舞いや行動に戸惑いつつも、
主人公であるシオリはこどもらしさが残ったおとななので共感しながら読む事ができました。
また、仕事内容の詳細や、それを通して芽生える感情。序盤で何気なく出てきた付箋が後の展開に大きく関係することから、かなりの完成度の高さが伺えます。
言葉足らずな人間はくさるほどいるけど、おとなになればそれはただの欠点にしかならない。
しかし、だからこそ、大切な相手に正面からぶつかり、想いを伝え合える。
その手段が、こどもには大事なものに感じられるキスであり、おとなになるとキスは日常の出来事になり、寂しくも"成長した証拠"となってしまう。
それはなんだか切ないけれど、"伝えたい"から行動する事が、おとなには、まさに呼吸をするぐらい当たり前なのだと、少しだけおとなの世界を知れた気がします。 - 菜子
おとなだからこそ。
おとなって、みんなぴしっとしてて間違いなんてなくて仕事がきつくても休んだりしなくて理不尽に誰かを叱ったりして。
それでも不意に誰かに溺れたくなるような時がある。そういう瞬間を丁寧な描写と繊細な言葉で切り取ったものが本作のようになるのではないか、と思った。
おとなだからこそ、不器用で、みんなが精一杯で、だけどそれを隠そうとして。
仕事や細かい設定も噛み砕いてわかりやすく説明されるし、するするページが進む。あんまりない感じが新鮮ですごくおもしろい。 - ジェト☆
一気に読んでしまいました
少しずつのんびり読むつもりだったのに、気づいたら次のページを開いてて、自分の小説更新するより、もうこっちが気になって気になって、結局一気に全部読んでしまいましたΣ(´?`;の)
会社の契約の取り方とか、登場人物達の感情が、きめ細かくかかれていて、読んだ後に、何ともいえない温もりが胸の中に残っていて、無料で読ませていただいてるのが、もったいないくらいです。
また読み返したくなる本です。 - のらたま
1ページ一文字無駄がない
この物語を読んでいくうちに大人だからって完璧な訳じゃないということがわかりました。
シオリも大上先輩も四葉屋もカズトも社会の渦中と戦いながらも…といった描写がとてもわかりやすく書かれていていいですね。
無駄な部分ひとつもなく、まるでドラマでも見てる感覚です。 - 高瀬なるみ
大人だからこそ
酒屋の店主のカズトと付き合っている社会人のシオリ。
仕事をしている大人だからこそ普段の日常での葛藤があって――
丁寧な文章で情景がとても想像しやすく、語彙も豊富なので一文一文読むのが楽しいです。
会社の描写が分かりやすく、シオリと先輩の営業の交渉の部分は読んでいてハラハラしました。
日常や仕事の場面をリアルに表されているので世界観にとても入りやすいです。
大人になりきれずにまだ子供の部分を持っている人がほとんど。
だけど少しずつ、たくさんの経験を積み重ねて大人に近づいていく。
シオリが大人だと思っていた先輩だって余裕のないところがあるし、八つ当たりだってする。
完璧な人なんていなく、それぞれの欠点もあるけれど、懸命に働いている描写はとても素敵でした。
キスの描写はとても濃いですが、それが二人の関係性をよく表しています。
大人になること、人間関係などについて深く考えさせるお話でした。
素敵な作品本当にありがとうございました! - 緑茶
不器用なおとなたち
すごい統一感!!
それが読み切った時の素直な感想でした。
最初のポストイットから犬のシール。171ページの描写に無駄な言葉、無駄な要素などひとつもありませんでした。
大人だと思っていた先輩も本当は余裕なんて無くて、きっと四葉社の代表さんも、皆必死で一生懸命“社会人”やってるんだって、シオリの思考に読み手の発見がリンクする思いを味わいました。
学生さんには分からない、社会人ならではの苦悩に胸がぎゅっとなりました。
つまずいて、時には転んで、それでも顔を上げて背筋を正し明日も駆け抜けなきゃいけない社会人。
がんばってる!!
みんながんばってるんだよ~!!
子どもみたいに時々不器用で、いつもかっこよくなんて居られない。でもそれは決して悪い事なんかじゃない。
それが、“大人”なんだよ!
と、しみじみ思いました。
カズトの器の広さに感動です。
でも、もう少しシオリには喋れるようになって欲しいです(笑)
色んな層の色んな方に読んで欲しいです!! - PINE
やっぱり最高!
前作に引き続き、今回も本格的な小説でした!
なんと言っても描写が上手いです!
営業の仕事内容に関しても、細かい説明があって、営業って大変なんだなぁと感心させられます。
恋愛というより、人間ドラマみたいな?
でも、恋愛要素もきっちり入ってて、2人の様子にニヤニヤしました。
私はうのたろうさんの"リアル”な描写が好きです◎
現実ってそんな感じだし笑
これからも頑張ってください! - りんね
キスは大人の呼吸
なるほど…ですね。
最後のキスする前のシオリとカズトをみて、切なくて
甘くて温かくてなんとも言えなくて、泣いてしまいま
した。
読んでると映画のようにイメージが浮かんできます。
それぐらい全ての人物の複雑な心境が手にとるように
わかる、文章力はさすがです。
読後、余韻が残ってしまう本格的小説です。