リティシア

戦争
戦争という絶望の中にあった二人の愛に、とても感動しました。

私の学校は、戦争や平和をとても大事にする学校で、アンネのことはもちろん、地雷によっておびえながら暮らす子ども達や、兵器を背負い戦争に向う少年、残酷すぎる沖縄戦、東京大空襲、広島の原爆・・・。 と、世界に目を向けた勉強をこれでもかという程やりました。

勉強する前は、ただアメリカ兵が悪い、憎い。 と思っていたのですが、勉強しているうちに、やっている方も、やられる方も、本当は辛くて苦しいのだと、分かりました。

きっと、精神状態は最悪だと思います。
人を、殺すのですから。一人だけじゃなく、何人も。何十人も。

得に、沖縄戦。沖縄戦は、日本初の地上戦でした。民間人は、日本兵にまで見捨てられ、自殺させられたり、赤ちゃんはうるさくて敵に見つかるからと、母親自らが殺せ。 とまで言ったのです。

そんな、ひどい戦争、もう二度としてはいけない、と、この小説を読んで再度思いました。

絶対に、読んでほしい作品です。