儚くも美しい愛
初めて戦争ものを拝読しましたが、作者様の文章力には唸らされました。“携帯小説”という感じはまるでせず、全く携帯小説特有のこういった物語には不必要な“軽さ”はなく、本格的なれっきとした“小説”だ、と思いました。

それに、短編で一気に読めてしまうのに、分厚い本を一冊読み切ってしまったような、そんな内容の濃さにも驚かされました。

そして、戦争の悲劇の中で初めて見つける、主人公の桜子に対しての愛。
その愛を伝える場面には色々な感情が込み上げてきて、涙せずにはいられませんでした。

また、彼らと私たち現代人は全然環境も違うし、考え方も違っているけれど、今も昔も変わらずに、愛する人がいる喜び、生きていることの嬉しさ、それは変わってはいないんだろうと思いました。


内容がとてもぐちゃぐちゃになってしまいましたが、伝えたかったことは、素晴らしい作品なので是非とも皆さんに読んでいただきたい、ということです。

最後に、作者様、この素晴らしい物語に出逢わせていただき、本当にありがとうございますした。
駄文の上に拙いレビュー、申し訳ございませんでした。