私が愛したのは、竹から生まれた手も届かぬ月の姫君。さらば、我が愛しき月の人――新訳竹取物語






月に生まれた私と


地に生きるあなた。





たとえ


離れ離れになろうとも、


命を懸けて愛したことを、




私は忘れない。





【新訳・竹取物語】