作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- 加藤無理
上手い。その一言です。無駄な言葉がない上に主人公達の狂気がハッキリと伝わりました。
- 誠コウ
初めてのコメント失礼します。
主人公の心と、周りの言うことがかみ合わない、ふわっとしていてするする読めて、壊れそうになっていて浅野君はいいアクセントで楽しかったです。 - 夏生めのう
ある種の狂気が終末に向かって次第に色濃く漂い、結末は〜!という驚愕の物語で面白かったです。
周囲との言語による断絶感が絶望的に深く冷ややかで、ヒロインの過去も未来も所謂「普通」が思い描く的な救いなんか絶対に無い、訪れないんだろうなぁと感じました。
認知の歪みをどうすれば良かったんだろうなぁと。 - 藍愛
どう、感想を綴るのが正解か、考えてしまうほど、深い深い作品でした。
純粋な少女の恋物語だと、軽い気持ちで読み始めると痛い目を見るような。
まさしく『歪んだ愛』というのが、いちばんしっくりくるのかな、と。
主人公の感情を作ってきた過程が、どういう状況だったのか…
なんどもなんども読みたくなって、読むたびに感じ方が変わる、不思議な作品でした。 - 碧泣。
初めまして、読ませていただきました。
1回では何もコメント出来ないな、と感じて、もう一度改めて読ませてもらいました。
難しくて、強烈な印象のお話。主観が違うのは当然なのに、デフォルメされているのでしょうか? それぞれの意見に途中から共感しずらくなって…。
主人公の心がない事と、まわりとの言葉が通じ合わないこと、それを見続ける自分の中に芽生える哀しい気持ちが強烈でした。
まだ、読解出来ていないかも知れないので、日を置いてまた読んでみたいと思います。
ありがとうございました。 - 遠空ひかる
ふんわりと始まったかと思えば……物語の中盤には「この後、必ず何かが起こる」と予感させられて恐怖を覚えました。とても面白かったです!
展開、構成、切り替え、とても秀逸で、そして、この独特の空気感……凄いなあって関心しながら読み進めていました。
ラストの佳織の行動が、この物語の全てを語っているような気がします……人形遊びのようにはいかないよ、そうでしょ?と言われているようで、ゾクッとしました。 - y.kato-channel
言葉の定義が、
人それぞれ違うし、
物事の解釈も、また
人それぞれ。
そんな中で、
みんなが仲良くなる
ということは、
みんなが同じ考え方をもつ
ということなのか?
さまざまな考え方、
多様性を尊重するということなのか?
平和を望むのは、
みんな
同じなんだけど。
この物語の主人公のように、
良い子でいる必要があるのか?
おままごとの人形遊びは、
本来なら
良いことなのではないのか?
さまざまな疑問の中で、
当たり前のように
模範的な思想を追いかけている主人公に、
自分をもっと大切にしろ、
と誰かがまた
声をかけたりする。 - 小鳥遊 灯彩
今までにない独特の雰囲気ある作品
自分を持たないお人形のような主人公。
彼女の考えや思いはとてもよく表現されていると思います。
ただ、そのぶん全体的に背景描写が少なく、状況を把握しに
くく感じられる箇所がありました。
携帯で更新をされていらっしるかはわかりかねますが、台詞
途中で妙な改行が…。
(意図的なものであるならば失礼しました。)
それでも台詞途中にまる一行の改行は必要ないかと思われま
す。
あくまで個人的な見解ですので、作品さまの考えがおありな
らそのままで大丈夫です。
今までにない怖さと切なさと痛みのある作品でした。
これからも頑張って下さい(*^^*) - 旬嘉
二度読むと
告白された。
従わなくてはいけない。
それで相手が喜んでくれるのなら。
家でもいい子に、学校に行かない友達は迎えに。
全て相手の為に。
そう思っていても、その行動の全ては自分がいい子と思われるが為。
ラストのページを読むと、もう一度頭から読む必要があるかな、と思わされ
ます。
それでも自分の解釈が正しいのかは自信が持てず。
洗練された文章に、上手く構成されているからこその作品。
おままごとの人形遊び。
まさにその通りの作品でした。 - 桜井佑美
自分がない子供
この短編小説は現代の子供の心をよく描いていると思いました。
いい子でいなきゃいけない。みんなが喜んでくれるから自分も嬉しい。
ママとパパの言いつけを守るように、邪魔をしないように毎日を過ごしていくが、浅野くんに告白をされて……。
若干読みにくいのでもう少し改行した方がいいと思います。
それと、佳織の心情が()だったりなかったりしたので、()がなくてもいいかなと私は思いました。
ずっと佳織目線の進みなので。
「「」」という表現もあったのでそれもなくした方がいいです。文章、構成が上手いのでもったいないです。
最後の階段から浅野くんを突き落とすシーンは佳織の心叫びが聞こえるようでした。
現代の子供に増えているという自分をもたないという事。それは家庭での親の子供への接し方にもよる。それを上手く表現されていて深い作品でした。 - 霜月 紅葉
面白かった!
面白くもあり
怖くもある
作品でした。
佳織の性格というか
なにか暗示に
かけられているような
異常な考えには
ゾッとしました(>_<)
ラストも怖かったです。
でも引き付けられる
お話で読みごたえが
ありました! - まぐろ
いい子ぶりっ子
いい子であり続けようとする狂気をうまく表現した作品だと思います。
ヒロインは言ってる事は割りとまともなのにのっけから、狂ってるなぁ、何かしでかしてくれるなぁと思わせる口ぷり……
そして見事な落としプリ。
他の作品もそうなんですが、ショートショートの短い作品なのに文学を感じさせてくれる作品です。 - 清乃
人形の中の人形
冒頭から正直バカなのか天才なのか、凡人の私には到底分からないリズムを感じた。
ここからはあくまでも凡人の私の解釈である。
「佳織」という人形の脳みそには、小さな椅子が用意されていてそこにこの主人公らしい語り手が搭乗しているのであろう。
語り手はまだ操縦初心者。
だから時々「佳織」は誤作動を起こす。
勝手に動き出す。
これを俗に「暴走」ともいう。
故にそこでセリフに一般人としては理解に苦しむ矛盾が多々生まれているのであろう。
人形から見た人間ってこんななのかなぁと思う。
こんなに「滑稽」なのかぁと。
暴走中の出来事は語り手の知るところではない。暴走中は語り手も人形であるからだ。人形には心も脳みそもないからだ。
だからきっと浅野くんを屋上から突き落としたことも過失ではなくてあくまでも事故、なのだろうな、と思う。
だって人形の暴走が引き起こしたことなのだから。
喋るオウムやインコみたいだと思った。 - らくだ
怖い
他人に好かれることをして褒められないと自分を保てない主人公。
それを恋人が何と説得しても理解出来ないその姿に、ぞっとしました。また、胸が苦しくなってしまいました。
こんなに他人のことばかり考えていたらおかしくなってしまう……。いや、主人公はすでにおかしくなっているのかもしれません。
ふわふわしているのに怖い話でした。 - 藤林 來未花
複雑な心の中
その佳織の心の中は自分のやっている行動を正当化させるための心の中なのか?
はたまた自分が信じてる人達を本当に正面から向き合って付き合っていくのが怖いのか?
だから本音を突かれると、それも怖くなるのか…?
読めば読むほど佳織の心の中は重くて深いし、また文面も不思議な魅力があって逆に心の中の考え方の怖さを感じました。 - taishou
厚い短編
無邪気な子供を装ったつかみの文章から呆気に取られ、そして雲をつかむ形で読み進め、終わりを迎える……一読しただけではわからない不思議な作品である。
そこで目を切ればそれまでの作品だが、あえて何度も読み考えることでこの作品の価値が表れてくるのだ。
作者から決して誘うことないが、読み進めた読者にはその程度に値した対価を与える作品だ。 - 緑
世界もまた、人形劇の一つかもしれない
タイトル下手ですいません。でも、何か、例えようのない気持ちなんです。
切ない、かもです。
「人形」という言葉が出てきましたが、端から見れば佳織は「おままごとの人形」なんですよね。最初は、「何だろう? このタイトル?」って思いましたが、最後まで読むと分かるんですね。別のタイトルは「佳織」ですよね。
間違っていたらすいません。
良く出来た子。八方美人。
純粋、故に、世間のことには気づかず。
最後の、浅野君を突き落としたシーンは、「あぁ…」と洩らしていました。驚愕じゃない。自分は、それを受け入れてしまった。
不思議と、[次へ]のボタンを押さずにはいられませんでした。
何か、魅力があります。 - 夜羽愛花
不思議な話
とても不思議なお話でした。
主人公の気持ちを考えながら読むと、ある意味ホラーのように怖いです。
重たい主人公の精神に、心も重くなりますが、それでも読み進める手を止められませんでした。
不思議なお話ですが引き込む力があります。
是非、一読を! - 姫橘 あおい
子供の心の奥底にあるもの
ページ数は少なめですが 内容がとっても濃いお話でした。
佳織ちゃんみたいな子って本当に
いました。
しかも ブラック佳織ちゃんも大人のいない場所で爆発させていたり…
ママやパパが 早くそのことにキズイテほしいな。。。と祈って読んでいました
悪い事も良い事も 全部含めてそのひと自身で だから存在しているっていうのを早く自他ともに気が付いてほしい…
そんな事を思いました。 - ウイリ
うまいです(^^)
文章力尊敬します☆
内容は主人公の性格があんまり好きじゃないんですが…これからどうなるんだろうとわくわくしながら読みました。
最後、浅野君の背中に…
そこが一度で理解できない私の脳って!
なんだかかわいそうな主人公です。浅野君が一番まともにみえました。
また他の作品も楽しみにしています。
更新頑張ってくださいv