《ひとつの命が周囲に与える影響、それが消えることの意味》



星崎ミズキ。

大学一年生。


中学三年生の時、一歳年下の弟・リョウがいじめを苦に自殺をしたことを重く受け止め、以来ミズキは、悩む人々を助けたいがゆえに臨床心理士になることを目指している。



今ミズキは、気を許せる親友と、優しい彼氏に恵まれて、充実した楽しい大学生活を送っていた。


だが、大学の夏休みが明けた頃、


リョウをいじめていた主犯の少女が、ミズキの前に現れる。


怒りと憎しみ。目の前の少女に感じる感情はそれだけではなく、ミズキ自身戸惑った――。


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■第5回iらんど大賞2011/11/25候補100作品に選んでいただくことができました。励ましや応援のお言葉、本当にありがとうございました。