クリスマス・イヴの北海道・札幌。雪降る夜、三田ありさ(ヒロイン)一家の車は立ち往生していた。そこに現れ誘導してくれた、見知らぬ男。そのしなやかな身体の動きと的確な指示に、ありさは魅せられる。
男は身元不明の記憶喪失者であったが、仮に雪野進と名付けられ、やがてありさと愛し合うようになる。しかしその後、進はひき逃げにあい入院。ある朝病院から抜け出し、姿を消す。
失意のありさは、ある日、新聞に、投資会社社長・矢吹義人としてうつっている彼を見つけて…。
舞台は、雪の北海道から、東京・大手町へ。
一見華やかに見えるビジネスの最前線で活躍する義人を追って、その中にとびこもうとするありさ。陰謀と裏切りがうずまくこの世界で、二人とも戦い苦悩しながら、夢を追いつつ成長してゆく。
六本木ヒルズクラブでのパーティーの夜、義人は再度危機に見舞われるが…。