あの日、一面に広がる空の下。風に揺れる草原に寝転がりながら、顔を寄せて二人、約束をした。前を向いて行きて。幸せに生きて。いつか、君の元へいくと。…これは、一人の人間の、ゆき道。
その草原には、
寄り添うようにして立つ、
二つの苔むした小さな石がありました。