作品コメント
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- 椎
衝撃的。
前から表紙に惹かれてずっとしおり挟んでいたのですが…読んでも期待を裏切りませんでした!度肝を抜かれた!ってまさにこれですね。
最初の方の分かるか分からないかスレスレの伏線は見事。『笑って自殺した』の少し嘲笑うかのように言う台詞も最高。
ですが個人的に…と思った事は最後方のページでハルの死んでしまった理由を細かく説明してしまった事。(飲酒運転で…の表現)これは最初の台詞等が衝撃的なので曖昧にして欲しかったな…と思いました。生意気すみません、ですが凄く良かったので言わせて貰いました。
とても良かったです。良作有難うございました。 - .
あぁぁぁああ(泣)
やっぱり大好きだ!!
と実感しました(泣)
これを読むのは2回目なんですが←
2回目も同じ所で驚かされ(学習能力なし)、同じ所で胸が締め付けられました(>_<)
文章力が高く、キャラもしっかり立っています!
好きだなぁ、と思いました(*´д`*)? - コハク
あれれっ?
最初、なんとなーく読んでいたら「おお!?」っとなりました。読み始めと読後で印象が大分、変わります。
ストーリー上のどんでん返しもそうですが、名前の言葉遊びであるとか、微妙に噛みあわない会話であるとか、随所に見られる細やかな演出がとても素敵です。
それでいて読みやすい、というのは実は難しい書き方だと思うのです。
本当に、良い意味で期待を裏切られた、素敵な作品でした。 - さとみなおき
鮮やかでした
いい意味で予想を裏切られた結末でした。
短いページ数で綺麗にまとまっていて、
人の心への深い洞察もある。
切れ味のいい短編です。 - あびぃ
いい話
なるほど…!と度肝を抜かされました。
まさかまさかの展開。制服、自然に話す彼ら、学生時代の話という設定に騙されましたね。
想いを伝えたくても伝える事の出来なかったナツのために残っていてくれたハル。
二人だけの名前も良かったです。さりげなく入ってきた“アキ”も。
切ないです。 - らくだ
感動
表紙に度肝を抜かれて読んでみたら、思いがけず素敵な青春小説でした。
ハルとナツの関係が良くて、こんな青春送れたらなあ~、とか思ってました(笑)
爽やかで切ない気分になれます。おすすめです。 - 清乃
「そしたら、あいつ笑って自殺した」
私の中で一番光ったこのセリフをレビュータイトルとさせていただいた。
実にシュール、
それでいてセンチメンタル。
短編ながら作者様のその感受性の瑞々しさは充分に伝わってきて、事実だけを述べたならばなんと暗く湿っぽい現実が、作者様、というフィルターを通すことでそれはセピア色と目に優しい空の淡い青さに姿を変え読者の心にしっとりと落ち着いてくる。
それと
個人的にはこの作者様は男の子を描くのがウマイと思った。
女の子が書く男の子ってどうしても理想に走ってしまいがちの現実的でないカタチが多いが、この作品に出てくる男の子達はきっとすぐそこに存在していると感じた。
良かったと思う。 - 緑
夏の太陽と春の心地よさ
軽い文体で書かれた物語。
テンポよく進んでいく展開。
それなのに嵌らないピースは、ラスト突然にやってくる。
「バイバイ、ナツ」
――そう言って彼女は、笑顔でフェンスを飛び越えた。
表紙に書かれたこの煽り。どういう意味だ? と思いながら読み進めていくと、高校生の爽やかで少し切ない恋愛話に心が奪われる。
あの表紙の煽りは、忘れた頃にやってきた。
読後は、作者が予想している以上に爽やかで、温かみが溢れている。
と、自分の方こそ上から目線ですいません。
でも、とても爽やかな切り口は、サイダーって感じがしましたよ。
もう一度、飲んでみたいと思うように、この作品ももう一度読み返したくなる……。
おすすめの作品です。 - 千蓮
訪れるのは爽快感
温かい気持ちになれるというよりは、むしろ爽快感。
切ない物語なのに、湿っぽさはあまりなく、逆に読後の爽やかさが好印象でした。
告白までの「間」の取り方が個人的にとても好きです。
素敵な物語、ありがとうございました。 - 旬嘉
切なくも温かい
短編ですが、読後に包み込むような温かさを感じました。
止める事の出来ない想いが、彼女を屋上へと引き止める。
青春ならではの不器用さも感じますし、切なさも詰まっていました。
これからも頑張って下さい。 - 藤林 來未花
切ない中にある優しい心
不思議なストーリー展開で進んでいくお話で
その中にある
ハルを想うナツの切ない気持ちが伝わる文章に胸打たれました。
時間が経っても
忘れることが出来ない切なさは
最後のハルのサプライズでナツを激励したのかもしれない…
そんな風にも私は
感じられました。
素敵なお話でした☆ - 珊瑚島
ナツの日の切なさと温かさ
ハルとナツ。
長く時間が経てどもなお切れることのない絆。
そして、遂に訪れる別れの日。
相棒との本当の別れを経た主人公が成長して見える、そんな話でした。まるで止まっていた時間が一気に動き始めたかのように。
夏の日の爽やかな空、白い雲。
不思議なストーリー展開と、その結末に待つ衝撃。
そして、読後に残る温かさと優しさと、少しの切なさ。
このレビューを読んだあなた。ぜひその身でそれらを感じて下さい。 - 夜羽愛花
儚くて、優しい
とても儚くて、優しい物語です。
最初は合わさらないパズルのピースに疑問符が浮かびましたが、後半、それがピタリと合った時、切なさが胸にこみ上げてきました。
素敵な物語を、ありがとうございます! - むにえな
屋上の逃げ水
周りの喧騒がない世界。
屋上の開放さと、何もないゆえの希薄さ――そこが屋上ということも分からないほどの。
最初は暑さが強調されていましたけど、屋上ではそれも感じなくなる。
さらりとした触れあいが、それでもふたりの気持ちが重なったこと、だけど触れ合いに絡まれてはいけないことを示しているようです。
序盤の晃との会話から、ハルが地縛霊のようなものだと思ったので、ストーリーは脇道もなく収まるところに進んでいくように思えました。
ハルとナツがどのくらいまで思い合っていたのかが分からないので、そのふたりの会話はあっさりと感じました。
文句を言いながらも――同時にそれは心配の言葉である――ナツに付き合う晃が、私は好きです。
状況を知り、ナツのこだわりにも思い馳せ、それらを茶化すのではなく重苦しくならない会話にする――よい友人。
ハルの飛び降りに、最初はストーリー上の大きな意味合いを期待していました。
そうしてまで伝えたい執念があるのか、と。
イベントの起伏というよりは、近づききれない夏の陽炎のイメージが行動となったように受け取ることができ、これもまた良かったです。 - 優芽
スキです
こおゆうお話大好きなんです!
最初はよく分かんないけど
読んでいくうちにだんだん
分かってくる。
読む人をより
引き立たせる小説だと思います。
読ませていただいて
ありがとうございます。 - 琉儒
読みやすい
ふんわりとした温かい作品だと思います。
ハルとナツ、何年も続く友情って良いなぁ
読みやすいし、文章綺麗だし…
改行が多いのは携帯では辛かったですが
作品の出来が素晴らしいのでっ!
★4つです - 伊東ミヤコ
切ないのに、前向き
まるで、屋上で会話をしている二人を、目の前に見ているような錯覚を起こしながら読んでいました。それくらい、自然な状況に思えてしまう、リアルで繊細な描写でした。
かつての、学校での思い出話を無邪気に語り合う、ハルとナツ。
でも、実際は、ハルとナツの間には絶対に越えられない壁があって…
「好きだ、ハル」
このストレートな告白が、本当につらく切なく響きました。
それでも、悲しくてたまらないはずなのに、じんわりと胸が温かくなるラストは短編とは思えない読後感です。
ハルとナツのいちばんよかった頃を勝手に想像して、涙ぐんだりもしてしまいました。大切な人に会いたくなるような、そんな素敵な作品です!! - 春本
最後に、
始めの方は、
どういうことだろう、と
思うことが多くて(23年、とか)
でも読み進めているうちに
ああ、そういうことか、と
話の真実に気付かされます。
死ネタである事には違いなくても
全体がとてもさわやかで綺麗に
まとまっている作品だと思います - taishou
驚きと暖かさ
作者様が意識しているのか分からないですが、各キャラをモチーフにした季節がしっかりキャラに表れていたとてもくっきりした作品でした。
スピンオフで5年前の作品も見てみたかったりします。 - 涼音
いい!
始めは「どういうこと?」とハテナマークが浮かびましたが、読み進めていくうちに真実がわかって、すごく切なくなりました。
ナツの告白はもしかしたら遅かったのかもしれません。でも彼の想いを聞けたハルは幸せな気持ちで天国へ旅立てたと思います。
読み終わったあと、とても温かい気持ちになれました。