元書店員の薊は、謎の青年によって怪異の溢れ出した国へと連れて来られる。
その国は以前は全国に存在していた神社や寺が全て破壊されてしまったことを発端に、怪異が噴き出してしまったという。怪異を抑え込む為、あらゆる神々や神職が命を懸けて大戦を収めたが、大戦のために本来であれば災いや怨念の強い怪異を抑え込む役割を果たしていた神社や寺、神職に陰陽師を失った為に、国は代々神獣の血を引いた一族を‟貴族”として復位させ、力を借りて急場を凌いでいた。
この不安定な状況の中で、一般人でも自分で怪異から身を守れるよう‟霊力”を養うことが必要とされた。そして霊力の修練に特化した学園が設置され、その学園の一つに薊は迷い込んでしまう。
特に勉強も修練にもやる気の無い薊だったが、流し流され、貴族の男達によってあらゆるトラブルに巻き込まれていく…!
【登場人物】
主人公:薊(アザミ)
・元書店員。過労で倒れたと思ったが難病で余命宣告を受けた日に、謎の青年によって連れ出される。
基本的に馬鹿なので、あまり人の話は聞かないし、細かいことは気にしないが、たまに饒舌に熱く語り出す。
謎の青年
・濃桃色の髪に、自信に満ち溢れたルビーのような赤い瞳が特徴。
たまに薊を‟子豚”と呼ぶ。
[貴族]
杏(アンズ)
・神獣‟麒麟”。貴族の中で最も神聖で強大な力を持つと言われている。
とても穏やかな性格で、虫を殺すことも出来ない臆病な一面もある。
・美しいウルフカットの金髪。涼し気で透き通るような水色の瞳が特徴。どこにいてもほんのり光っている。
身長:181㎝ 体重:バラ100本くらい 血液型:麒麟
好きな食べ物:枯れた植物
嫌いな食べ物:枯れてない物全般
能力:主に浄化や結界を張る。
基本的に怪異が彼を見ただけで消滅してしまうが、強力な怪異には効かない為、その際は炎を操り戦う。能力的
には貴族の中でもトップなはずだが、本人の性格上、積極的に戦いを望むタイプではなく、サポートに回ること
が多い為、戦績は一番低い。誰も本気で戦ったことがないので、戦闘力は未知数。
アオキ
・神獣、龍の血を引き継ぐ一族。何を考えているのか分からず、自分に従わない者は容赦なく粛清してしまう冷酷さを
持つ人物。しかし薊のことは気にかけているようで…
・短いミッドナイトブルーの髪に目は赤と透き通る金色。左目が赤、右目が金色。
身長:185㎝ 体重:75キロ 血液型:龍
好きな食べ物:人肉(嘘)
嫌いな食べ物:麒麟が好きな物全て
ファンタジー
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