国中で誰も名が知る風流書生、侯府の長子・侯睿晏(コウエイアン)。数多くの女性や男性までの心を射止めた英気な容姿との反面、実は短気で単純な性格ではあった。
同じく出色な容姿を持っていた妹・侯瑛珠(エイシュ)が第三皇子・趙凌(チヨウリン)の妃候補に選ばれたと聞き、どんな手段を使っても妹が選ばれる事を阻止しようと決心した。
理由は第三皇子若き年頃で将軍を務め、いくつの戦場で外敵を撃退した国の英雄ではあるが、暴虐残酷な男でもある。噂は捕虜の血を吸い、軍紀を守らぬ者の肉を食い、とんでもない冷血将軍だ。
皇子に妃候補と見合いする宴『采華宴(サイカエン)』で睿晏は女装して入る事できたが、反乱軍の暗殺計画によって場面が混乱した。
そして、妹を探していた侯睿晏は離宮で仙人のように儚い美しい人と出会った。
『孤は趙凌だが?』
『……御冗談を?』
その細い腕で槍どころか弓すら持ち上げれないのでは?
ファンタジー
- #純愛
- #古代
- #魔法のiらんど大賞
- #魔法のiらんど小説&コミック大賞
- #コミックシナリオ大賞
- #ファンタジー・歴史部門