作品コメント
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- 松吉
いや~
参りました。 人が生きてく上で感じてしまう感情が、この短い作品の中で全て感じる事が出来ました。
久しぶりに人を愛するとは… 友達とは…ッて若かりし頃を思い出し、ほっこりした気分に慕ってます。 - 亀田あられ
泣いちゃいました;_;
失礼ながら、暇つぶしに読むか、という感じだったのですが、ぐいぐい引き込まれました。
読んだあともすがすがしくてあたたかくて、いい夢見れそうです(笑)
途中で絵里香が夢を見るところでは本気で涙が出かけて焦りました!
見事に引っかかってしまいました~;
結局ボロ泣きしてしまったんですけど・・・
一番泣いてしまったところは、ラストで絵里香となぎさが本心を打ち明け合うところです。
私にも唯一無二と言える12年来の親友がいて、おそらく今、同じ人を好きなんです。
もし私もなぎさみたいに、親友と好きな人がお互い想い合っていると気づいたら、この子みたいに二人の幸せを一番に願ってあげられるのかなって、たぶん無理だろうなって、強い憧れを抱きました。
どのキャラクターも魅力的でしたが、私はなぎさが一番好きです^^
ステキな作品を、ありがとうございました! - やなぎみお
一途な想い
10才の時に、大切な父を亡くした
絵里香
落ち込む彼女のそばにいてくれたのは、幼なじみの隆生
彼の優しさにふれ、彼に惹かれていく絵里香
高校生のある日、勇気のボタンを掛け違え
そして長い長い迷い道に入りこんでしまう
20年という歳月の中、一途に想い続ける絵里香の気持ちに引き込まれるように読ませていただきました。
二人の想いが重なった時は、心からよかったと思えました
静かで優しさ溢れる
素敵な作品です - 遠野ましろ
あああ、こんな作品をずっとずっと待っていた!
直近のレビュー経由で拝読。
も~我慢出来んっ、レビュー投下!
冒頭三頁がつまらなければ読書停止という迷惑な作戦を敢行中なんですが、見事11月のグランプリに輝きました☆
上手い。上手いですぞ姉さん! あったかい!
安定した文体とはこういうことを言う。(君、安易に使うこと勿れ)
彼女視点の一人トークなんすが凡庸にならず、文学センスも感じられる。
で、ヒロインに好感が持てたのは。誰彼呪う真似もせず、嫉妬醜い感情を正視。健気過ぎる。おしんかよ。
【透明感】
大人だからこそ成立する冷静と情熱のあいだ。真綿のような初恋。孵化を待つ卵のように大切に大切に温めて。そりゃ惚れるってアンタ。
で。隆生。反則っしょ。P.28のミエミエなテクにもろ翻弄されてP.30以降どっかーん噴火! ぐああ。貴様、いい男も大概にしろ隆生!
「我慢に我慢を重ねた末に真実を吐露する男って、何であんなにも魅力的なんですかね?」
なんかもうここが私ん中でクライマックスで、なぎさの件はおまけ扱いでしたごめんなさい。
書籍化希望。上質作家達の短編集の一本目に。 - まさーき
三十歳の初恋
1ページ目でいきなり読者を引きずりこむことのできる文章力。
丁寧な心理描写。
そして心地好い終わりかた。
傑作です!
自信をもってオススメできる作品です。
近くて遠い幼なじみの恋の行方に身悶えてください。 - 月季花
淡々と綴られる、深い愛
夏の終わり。
私が十歳の時、父が永眠した。
「毎日、家に来ても暇でしょ。みんなと遊んでくればいいのに」
「ここが、いいんだ」
父の死をきっかけに。
私は、幼馴染の隆生に恋をした。
徐々に深まる想い。
けれど言葉にすることはできず、彼に気持ちを伝えることもできなくて――
淡々と語られるストーリー。
だけど二十年の片恋は切なく、不器用な一途さに胸がきゅっとします。
周囲を取り巻く環境が変化していく中、どうしても幼い日の恋心が忘れられない。
どんなに月日が流れても、お互い、違う人と付き合っても。
静かに綴られる、深い愛。
是非ご一読を! - 真紗美
もう迷わない
大好きな大好きな隣りの男の子
幼なじみの隆生
そして月日が流れても大好きは止まらない。大切な人。
幼なじみという事で
お互いが近すぎて
遠くなる
切ないですね
そして夏の日、彼の気持ちを確かめたくて出した一言で
何かがズレてゆく
お互いの言いたい事が気持ちがズレてしまう。
彼に彼女ができても
彼女と親友になれても自分は何も出来ない。
そして月日が経ち
男性を紹介されても気持ちがのらない
彼女の心にはいつも幼なじみがいる
彼とは今は飲み仲間。それだけの関係。
30歳になり変わらない日々
とりたてて不幸せではない
でも幸福感にも満たされない
孤独だ、と。
ここら辺の描写がとってもお上手です。
途中で彼と言い合い
とんでもない展開になり
読んでて青ざめましたが結果おーらいでした
文章が簡潔で読みやすく
淡々と進むわりには、感情移入しやすいです
長い長い回り道でした
だからこそ
優しい気持ちになれる作品です
お互いに想う気持ち
心も身体も正直です。
深い愛情が見えました
本当に素敵な作品です - 夜羽愛花
深く、心に響く物語
ずっと、側にいてくれた幼なじみの隆生に恋をした絵里香。
それなのに――
とても深く、心に響く物語でした。
ぎっしりと内容が詰まっていて、読みごたえのある短編です。
絵里香の20年に渡る恋心。
その不器用さがとても切なかったです。
歳をとるほど、素直な気持ちを伝えることができなくなっていく……そんな気持ちや、
結婚して、家庭を築いていく友人たちを見て、一人置いていかれたような……そんな孤独を感じる瞬間。
様々な感情がとてもリアルでした。
私がこの話の中で一番好きなのは、親友の絵里香に対する想いを知ることができるラストの場面。
恋だけじゃない。
家族や友情についても、この短編の中には詰まっています。
とても内容の濃い、大人の恋物語。
おすすめです。
是非、一読を! - よう
涙(;×;)/
絵里香と隆生がくっついてよかったです!
なぎさが出てきたときはビックリしたけど
やっぱり思いあってたら最後はくっつくんやなぁ思いました?
めっちゃ泣いて目腫れましたわぁ??
いい作品でした! - 月森ゆら
深くて安定した作品
『希望的観測』読ませて頂きました。
一言で言えば、深くて安定感のある物語です。
わずか40ページの間にこれだけの内容を織り込めるなんて凄い。
ストーリーは幼い頃に父を亡くした主人公と、彼女を支えてくれた幼なじみとの20年にも渡る恋の物語。
淡々とした主人公の語りの中には、幼なじみである彼への思いが切々と詰まっています。
幼い頃の二人。
『友達であり、彼の彼女』という存在を交えた学生時代。
そして
すれ違い、歳を重ねた先には「恋愛対象」では無く、程よい距離感を築いてしまったような二人。
そして、その先の二人にあるものは……?
主人公の心理描写が緻密であり、彼女の中の、彼という存在の大きさと、自分の人生や結婚観への葛藤がリアルに伝わってきました。
後半の
彼女が見た夢の意味を考えれば考えるほど深くなります。
そして
あのお友達のエピソードも良かったです。
深くて濃い、本当に良い作品を読ませて頂いた感じです。
作者さま、素敵な作品をありがとうございます。
おすすめです! - 高岡 みる
絡まった糸がゆっくりと…
父親の死をきっかけに絵里香にとって特別な存在になった幼馴染みの隆生。
次第に強くなる隆生への恋心。
高二の夏に絵里香は想いを告げる決心をするのだが……
強さと弱さ、純粋さと狡さ。友情と恋心、相反する想いが絶妙のバランスで詰まっていて、読み始めたら止まりませんでした。
どこまでも淡々と切なく、心の中に沁みていく。
余計なことは言いたくありません。
是非、読んでご自分でこの素晴らしい作品を感じて下さい。 - 古川とき
予想不可能な素敵さ。
先が読めないというか、すごく素敵な作品で
大人な作品だなと思いました。
他にはない作品だなとも思いました。
すごく新鮮で、素敵なお話しですね!
思わずレビューを書いてしまいました。
素敵でした。
3人が幸せになってくれて嬉しいです!